私は聯合艦隊、隈本さんはバルチック艦隊で、二人で日本海海戦をやろう、という他愛もない話だ。
しかしそれは実らず、いつの間にか、二人で海釣りに行くようになっていた。
幻の「FUNプラモ塾」。
開けばおそらく、歴代最少人数になるのは間違いない。
しかしまぁ、モノを表現し、作るのは楽しいことだ。
私は昔から文章による表現は好きで仕事にもかなり役立っているが、それとは別に、絵を描くのも図画工作も好きだ。
去年も久しぶりに「田宮模型の仕事」(文春文庫)を読んで、プラモ熱が再び高まってきたところだった。
しかし、なかなかそのゆとりがない。
小さい頃は手が届かなかったプラモデルも、今では小遣い感覚でいくつでも買える。
今作ったら、きっと楽しいだろう…。
と思いながらも、今年もまだ作っていない。
その代わりに、去年の秋からは動画にはまり、年明けにCorel Video Studioを買った。このソフトは、ほとんど覚えてしまった。
色々作っていると、動画だけでは表現の制約があることを感じ始めたのは、先月のことだ。
もっと迫力のある内容を分かりやすく表現してみたい。
そこで興味を持ったのが、3DCGソフトだった。
知っている人がどれくらいいるか分からないが、「R-TYPE」のようなCGが作れたら、広告宣伝や教材作りにどれだけ役立つだろうか。
少しずつ時間をかけて慣れていけば、私にもきっと面白い作品が作れるに違いない。
ということで、今日やっと時間が空いたので、この分野ではよく知られた「Shade10.5」を買いに行ってきた。
この箱を見てほしい。
ちょっと、レジに行くのを戸惑ってしまった。
パンフレットにはJAXAの人の体験談が載っている。
宇宙開発事業団の人は、宇宙空間での作業を説明して予算を確保すべく、説明支援ツールとして初めてshadeに親しみ、自分でも覚えたいと家電販売店に行ったら、このソフトは実は「デジタルビューティ(PC上の美女)」マニアに非常に人気があることを知って、面食らったそうだ。
私も、業界説明や会計的視点の説明、あるいはmai placeのロゴや業務説明のためにCGを使おうと思って買いに行くと、箱には「hanako」というキャラクターがドドンと載っている。
しかも、今は「Poser」のキャンペーン期間中らしく、「Hanako アンロックデータ集」という素材集が無料で付いていた。
それを空けてびっくり…。
水着のお姉さんが色んなポーズを取って動き回る動画だった。
要は、shadeはこれくらいすごいのだというPVなのだが、ちょっと驚いてしまった。
建築士や設計事務所の人がこのソフトを買う時も、同じようにびっくりするのだろう。
業務用で買って、このソフトを知らない社長が箱を見つけたら、きっと、成人向けソフトと勘違いするだろう。
まぁ、そんなこんなで先ほどインストールしたところだ。
これから気長に練習していこう。
そして、来年の就活コースやmpチャンネルでは、3DCGを使って迫力ある演出や講義ができればと思う。